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イベント「真庭が丘」開催レポート/ QOL最強チームが自由が丘にやってきた




「1月に屋外でのイベントは寒すぎる、、、」。そんな心配をものともせず、岡山県真庭(まにわ)市と自由が丘の有志たちがユニークなイベントを開催した。


2024年1月27日(土)のイベント当日は澄み渡る晴天で、1月とは思えないほどの暖かさ。ここde aone TERRACE CLUBで繰り広げられたのは、岡山県真庭市のPRイベント。でも、今回はただのPRにあらず。


「僕たちは、物販イベントをしに来たんじゃないんです。ユニークな人たちとリアルに知り合うために来たんです」(真庭市メンバー談)。


ここで、岡山県真庭市の紹介を。

真庭観光局公式WEBサイトより

岡山県北部、中国山地のほぼ中央に位置する真庭市(人口約4万人)は、バイオマスの取り組みや地元産木材加工・活用などで全国的に有名な街。岡山三大だんじりの一つである「勝山祭り・久世祭り」の舞台としても知られ、祭りの日は全国に散った真庭っ子たちが里帰りをするので一時的に人口が増えるほど盛り上がる熱い街でもある。地方あるあるとは言え豊かな自然、綺麗な水、吸い込まれるような星空も地元の誇りだ。


でも、この街の魅力はそこだけじゃない。都会に比べたら人口も遊ぶ場所も少ないけれど、「欲しい暮らしは自分たちの手でつくる」というDIY精神溢れまくる人々の数と熱量は、決して都会に負けていない。そこが真庭の一番のユニークネス。そんな「人」が多く住む真庭市に魅力を感じ、近年ではUターンやIターンの若者が増えている。


「これまで首都圏で行われる地方のイベントは物産展のような一過性のものが多かったかもしれません。せっかくイベントをするなら、自分たちの街の魅力を最大限伝える方法で行いたい」。イベント企画の段階から真庭市のメンバーは決めていたという。


カルチャーショックを起こす場所をコンセプトとする「de aone TERRACE CLUB」も、それは大賛成。そこで今回は、真庭市が誇る個性豊かな人と東京の人とのリアルな交流を中心としたイベントにすることに決定。題して、「Let's meet up @真庭が丘」(半分シャレ)。


会場となるde aone TERRACE CLUBがある自由が丘も、個性的なコミュニティがあることで知る人ぞ知るユニークなネイバーフッド。中でも、自由が丘振興組合青年部「レッツ」は、商店街のオーナーに限らず、自由が丘に住んでいる人、勤めている人、通っている人、自由が丘を愛している人で、45歳以下であれば誰でも入会可能。毎月の交流会には数十人が参加、街のイベントや祭りなどを手伝ったりと活発に活動している。入会ハードルが低いためか、あるいは自由が丘の特性か個性の強いメンバーが集まっている。今回の真庭市チームの目的、「面白い人と知り合う」を叶えるには彼らとのセッティングしかないと考えオファーしたところ、二つ返事で快諾。イベントタイトルの「Let's」部分は青年部のレッツとかけている(半分シャレ)。


自由が丘振興組合青年部レッツ https://www.jiyugaoka-abc.com/lets/index_pc.html

※WEBサイト上では「42歳以下」となっているが、現在は「45歳以下」。


当日は、真庭市からなんと20名を超えるメンバーがde aone TERRACE CLUBに集合。レッツのメンバー、その他関係者で総勢60名強の大交流会となった(交流会は事前予約制にて実施)。


交流会の会場で一際目を引いたのが、2台の巨大こたつ。真庭チームのイベント裏方担当、企画から設営、照明、音響までなんでも来いの黒田さん率いるメンバーが軽々と作り上げた 。

こたつを囲んで話が弾む。もちろんみかんはこたつになくてはならない存在(実際はこたつがいらないくらいの暖かい日だった)

真庭の食材を使用した交流会のお品書き
調理は自由が丘の和食居酒屋「しげろう 」の手によるもので、今風に言うと協業、いや共創の始まり?
JIYUGAOKA de aone 3F のイタリアン「We eat Wheat」による真庭の鹿肉を用いたロースト
ジャージー牛で有名な蒜山(ひるぜん)高原から直送のチーズや日本酒蔵元の酒粕を使ったスペシャルピザ(We eat Wheat)

真庭市の銘酒「御前酒」や甘酒を熱燗で。その他、「美作ビアワークス」(真庭市)のクラフトビールも
真庭市新庄村の特産品「ひめのもち」。うまい!

今回の真庭市チームの団長 河野文雄さん(左)と、レッツの今期部長 奥角翼さん(右)とのセッションでは、一過性ではない具体的な相互交流のアイディアが話し合われた

真庭市在住の映画監督 山崎樹一郎さん(右)と、真庭市のミニシアター支配人 柴田祥子さん(左)は、3月に真庭市で開催される映画祭「ニュー・ガーデン・フィルム・フェスティバル」を紹介

New Garden Film Festival



西日本屈指の高原リゾートとも言われる真庭市の高原で育ったススキを用いての「ほうきづくり」ワークショップ
移住者も増え、昨今多い古民家リノベーション時の廃材を持ち込んでアップサイクル。「お箸づくり」ワークショップ
真庭の選りすぐりの食材を集めたショップ「真庭あぐりガーデン」ブース
真庭市団長 河野さんが組み立てているのは、真庭市産のヒノキと杉を活用した家具「BeLIN」

BeLIN


JIYUGAOKA de aone 1FのAKOMEYA TOKYOでは、「真庭が丘」スペシャルPOPUPを同時開催。真庭市の発酵を生業とするチーム「まにわ発酵's」の商品が並んだ

まにわ発酵’s


交流会の他には、ワークショップ や真庭の物販コーナーも。JIYUGAOKA de aone 3Fのイタリアンレストラン「We eat Wheat」では、真庭産食材を使ったスペシャルピザ、1F 「AKOMEYA TOKYO」では真庭が丘スペシャルPOPUPが開催されるなど、真庭カルチャーに浸る1日となった。


真庭市メンバーも自由が丘メンバーも、今回のイベントを一過性のものにするつもりはないと口を揃える。今後相互にお互いの街を行き来するだけではなく、その際にはそれぞれの街の「人」を紹介したい、地元だからこそ知っているとっておきの場所を紹介したい、さらに2都市間に限らず、それぞれがつながっている他都市ともネットワークしていこう、などと話された。

「オープンマインドなつながりが広がれば、日本はもっと変わるかもしれない」(真庭市河野さん)。

「街に本気で関わっている真庭の人たちに刺激をもらえた。全国にこんな仲間を増やしたい」。レッツのメンバーからは、新しい関係ネイバーフッドづくりへの意気込みが聞かれた。


最後に、今回真庭市からやってきたチームを紹介。

際立つ個性を感じてもらえるだろう。


イベントの後、自由が丘の街での飲み会が深夜まで続いたことは言うまでもない。





<真庭市News>

勝山のお雛まつり 2024年3月1日(金)〜3月5日(火)


New Garden Film Festival 2024

3月8日(金)〜3月10日(日)


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POPUP & 交流イベント

「Let's meet up @真庭が丘」

開催日時: 2024.1.27(土) 11:00 -16:00

内容:交流会(事前予約制)、POP UP、ワークショップ、展示、トーク

場所: de aone TERRACE CLUB(JIYUGAOKA de aone 3F)

東京都目黒区自由が丘2-15-4

自由が丘駅 正面口より徒歩2分 

主催:株式会社アーキネティクス

共催:「真庭が丘」実行委員会

協力:自由が丘商店街振興組合青年部レッツ



de aone TERRACE CLUBのイベントはインスタグラムにて発信しています。


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